デルタニュートラルにすることの真意

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スプレッドポジションをデルタニュートラルにする理由について。

 

 

オプションの解説書を見ると、

たいていスプレッドポジション(レシオスプレッド、バタフライ、ストラドルなどなどの戦略のこと)は

デルタニュートラル、つまりデルタが0になるように調整すると書いてあります。

 

私の愛読書オプションボラティリティ売買入門には、

「スプレッドポジションはデルタニュートラルでなければならない」

と断定までしちゃってます(^^;)

訂正:デルタニュートラルにスプレッドを組むのが一般的というだけであって、

必ずデルタニュートラルにしなさいとは書いてないですね。⇒こちらの記事参照

 

なぜスプレッドのデルタをニュートラルにするのか?

 

 

 

その理由とは・・・

これまでこのブログを読んでいただいた方なら分かりますよね?

 

そう!原資産の動きをランダムウォークと仮定しているからです!

 

 

ランダムウォークについては

日経平均はランダムウォークとかラック・ショールズ式モデルで重要なコト

参照してください♪

 

ランダムウォーク、つまり上げ下げが分からない状態であれば、

デルタを傾けて方向性に賭けるべきではありません。

デルタを傾けると、上がると利益が出る一方下がると損失になります(逆もまた然り)。

上げ下げを予想しない以上、デルタはニュートラルにしておくべきです。

 

 

 

じゃあデルタニュートラルは市場がどうなったら利益になるのかというと、

 

市場が大きく動くか動かないか(ガンマ)

ある一定時間のうち原資産が動くかどうか(セータ)

インプライドボラティリティ(IV)は高くなるのか低くなるのか(ベガ)

 

という視点で利益を上げるのがオプショントレードの本質です。

 

 

 

ということは・・・

私のポジションは教科書的には異端児です( ̄ー ̄)

 

ただ、方向性に賭けるリスクを把握していてポジションを取っているので、

何も分からずにデルタを傾けているわけとは違います。

 

 

 

初心者の方はまずデルタニュートラルでポジションを考え、

慣れてきたら、もし方向性要素を入れたい場合はデルタを増やすこともアリです。

 

ポジションは自分の相場に対する意思が反映されたものとなるので、

相場がブルかベアか、ある程度デルタを傾けてエントリーするわけです。

 

 

 

 

私のトレード記録はデルタニュートラルじゃないことが多々あります。

教科書的なトレードに比べ、

思惑通りに運んだ場合には利益が出やすい反面、

反対に転ぶと損失になりやすいです。

 

 

 

これをデルタニュートラルにした場合は、

相場が大きく動くか動かないかが重要となり、

その方向性にはそれほど関心を持たなくて良くなります。

 

 

 

結局はリスクとリターンの関係で、

どちらを好んでポジションを組みますか?

という結論になるわけです。

 

それに正解や不正解はありません。

というか、その時には誰にも分からず、後になって判明するものです。

 

 

 

リスクとリターンを考慮してバランスが取れたスプレッドを選ぶ、

というのがオプショントレードというものである、と言えます。

 

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