プットコールパリティでデビットスプレッドを考えてみよう

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7/26のセミナーではデビットスプレッドを扱いますが、

ちょうどプットコールパリティに関係する質問をいただきましたので紹介します。

 

> 組んだポジションがD-ITMになると、
> SQ前に利益確定するのが難しくなると思いますが、
> そこでプットコールパリティで
> 逆のポジションを取ることを学びました。

> しかし、そこでオプションや先物を
> 追加で買ったり売ったりすると
> 追加で証拠金がかかり、
> 証拠金が足りなくなる可能性があるような気がします。


> そうなるとどのタイミングで
> ポジションを組むのがよいのかわからなくなってきました。

例えばD-ITMのコールを買っていたとしましょう。

 

C15000買いは先物ミニ10枚買い+P15000買いですよね。

 

 

証拠金についてはC15000買いは
市場にお金を支払っているので、
証拠金はかかりません。

 

すでにリスクは
証券会社に提供しているから。

 

 

リスクというのは取得のために
支払った価格ですね。

最大損失はこの価格分ですから。

 

 

 

一方の先物ミニ10枚買い+P15000買いはどうでしょうか。

 

 

先物ミニは証拠金がSPANに準拠して必要になります。

リスクは下落方向が損失無限大ということで、
この危険性があるから
証券会社は証拠金を要求します。

 

ですが、今回はP15000を買っているので、
先物の下落分はP15000で完全にカバーできます。

 

ということは、先物ミニ+P15000というのは、
今の原資産価格が仮に15500円だとしたら、
下落の心配は500円分のみとなります。

 

そうなるとこの500円分を証券会社は
担保として要求してきます。

 

 

でもこの時の500円というのは、

C15000を持っていれば15500円のときには
本質的価値が500円ありますので
ほとんど相殺されています。

 

 

ということは、C15000を買っても、
先物ミニ+P15000を買っても、
証拠金は原資産価格とP15000を考慮すると
ほとんど変わりません。

 

 

今から全くではなく、
損益グラフが同じでリスクが同じなので
C15000はすでに市場にお金を支払っているのに対し、
先物ミニ+P15000はプットの支払いだけなので
リスクの分だけ証拠金は増えますが、
本質は同じことです。

 

 

 

とするとプットコールパリティで
C15000買いを持っていて
C15000売り=先物ミニ売り+P15000売り をセットした場合は、
C15000買い+先物ミニ売り+P15000売りというポジションになり、
損益グラフが0、つまり何も動かないということになりますので
そこから損益は変動しません。

 

ということはプットコールパリティで
相殺させた後は証拠金は
ほとんどかからなくなります。

 

 

 

ただポジションを組む過程で、
一時的に証拠金が増えるときはあります。

 

それは売り玉が多くなって
リスクが一時的に高くなった時ですね。

 

先物を入れて損益グラフを0にすれば
証拠金はいらなくなります。

 

 

 

 

どのタイミングかというのは、
充分に利益が乗った時と判断した時です。

 

例えばC15000買い+C15125売りを持っていて、
この2つのスプレッドが最大は125円になるところが
まだSQまで時間があって100の時にプットコールパリティで
買い玉も売り玉も全て消したとなると、
125円で固定ではなく100円で固定になります。

 

つまり今の価格で固定されるということですね。

なので利益をもっととりたいと思えば
SQ近くまで引っ張ってスプレッド分の125円開いたところで
決済したほうが良いです。

 

 

 

ちなみに、
C15000買い+C54125売り
というデビットスプレッドは、
プットコールパリティで
C15000売り+C15125買いという
ポジションを追加すればいいのだから

先物ミニ売り+P15000売り

先物ミニ買い+P15125買い

となります。

そうすると先物ミニは相殺されて
P15000売り+P15125買いを追加すればよいことになり、
ポジション全体では

 

P15000買い+C15125売り+P15000売り+P15125買い

 

というスプレッドになり、
このスプレッドは
コールデビットスプレッド+プットデビットスプレッド
になりますのでこれを一気に組んだら
それぞれが相殺されて損益は固定されますよね。

 

 

 

このように考えていくと
プットコールパリティで
デビットスプレッドを消すのは
どういうことをしようとしているのかが
分かりやすくなるかと思いますよ。

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