リスク管理ツールとしてのスプレッド

 

ではでは今日は、

スプレッドについての

分かりやすい(?)例えを用いて

解説します!

 

 

 

 

 

例としてカジノの

ルーレットを挙げてみましょう。

 

あなたはカジノ側の人間です。

 

 

カジノ側には長期的にみると

5%のリターンが得られる

仕組みになっています。

 

つまりプレーヤーの掛け金トータルが100万円だったら、

カジノ側は5万円得られる仕組みが確立されていると

考えてください。

 

 

どうやったらプレーヤーから

確実にお金を得られるでしょうか?

 

 

 

 

あ、ここでのルーレットの

基本ルールとしては、

ルーレットには、

1~36と0と00の合計38個の番号があります。

 

そして1個の数字だけ掛けて見事に当たると

賭け金に対して36倍のリターンが得られます。

 

これが基本ルールです。

 

 

この36倍のリターンというのがミソです。

 

 

 

 

あるプレーヤーがルーレットの

1つの番号に2万円賭けた場合は

どうなるでしょうか?

 

 

その場合は、カジノ側にとっても有利で

2万円の掛け金を回収する可能性が

非常に高いですよね?

 

だって37/38の確率、つまり約97%の確率で

カジノ側に2万円が入ってくるからです。

 

 

97%の確率で掛け金が回収できるんだから、

是非ともプレーヤーには

この掛け方をして貰いたいですよね。

 

 

しかしプレーヤーが勝つチャンス、

つまりプレーヤーの賭けた番号が運悪く出て、

カジノ側が2万円×36=72万円 – 掛けのコスト2万円 = 70万円を

失う可能性は常にあります。

 

3%くらいの可能性として

残されているってわけです。

 

 

これがリスクとリターンの比率です。

 

ほぼ確実に2万円は受け取れるけど、

最悪70万円を失ってしまう。

 

 

 

 

 

では、今度は2人がルールレットを行い、

テーブルに2人がばらばらに

1万円ずつ賭けた場合は

どうなるでしょうか?

 

カジノ側の利益はさっきと変わらず、

どちらの賭けた番号も出ないときの2万円ですよね。

 

 

しかしカジノ側の損失は

今度は34万円だけになっています。

 

1万×36=36万円マイナスになって

2人の掛け金の2万を得るから、34万円です。

 

 

 

 

バラバラの数字に掛けたので、

勝つ可能性があるのは1人だけです。

 

だから、この2つの賭けは

1人が勝てばもう1人は必ず負けます。

 

 

1人のプレーヤーが1つの番号に2万円を賭ける場合と、

2人のプレーヤーが違う番号にそれぞれ1万円賭ける場合、

カジノ側の長期的に見たリターンの割合は

5%から変わるでしょうか?

 

 

答えは、いずれの場合でも

カジノの優位性は当初と同じ5%のままです。

 

 

 

掛け金の額、

あるいは個々の賭けの番号とは無関係に、

カジノは確率の法則によって

長期的にはルーレットの賭け金額の5%を

確保するようになるんです。

 

 

 

 

しかし短期的に考えると、

運悪く1人が1つの番号に掛けて損する70万円より、

2人が2つの番号に掛けて34万円損する方が、

カジノ側のリスクはとしては大いに軽減されています。

 

この2つの賭けがテーブルに分散されるからです。

 

 

そう!

 

この分散されることが、

スプレッドの意味なんです!

 

 

何を分散しているのかというと、

リスクを分散しているわけです。

 

 

 

カジノ側は、

ルーレットでも他のカジノのゲームでも、

プレーヤーが1つの結果に

多額の金額を賭けることを嫌がります。

 

オッズがカジノ側に有利であることは

同じであるにもかかわらず、です。

 

 

その理由は、

掛け金が充分に大きくてプレーヤーの運がよければ、

カジノ側は短期的な不運で

負けてしまう可能性があるからなんです。

 

実際、プレーヤーがオッズの不利を承知の上で

最大の収益機会を得たい場合は、

最善の策の1つは結果に最大限の額をかけて

短期的な幸運を期待することですね。

 

プレーヤーが長期に賭けを続けると

最終的には確立の法則が作用して、

カジノ側がプレーヤーの

お金を確保することになります。

 

 

 

 

 

カジノ側の観点から理想的なシナリオは、

38人のプレーヤーがそれぞれ1万円を

テーブルの38箇所全ての番号に賭けることです。

 

そうなるとカジノ側は、

スプレッドで完全に有利な

ポジションを持つことになるんです。

 

 

テーブルに38万円あるから、

当たった1人のプレーヤーに36万円を支払っても、

カジノは2万円の利益を確保できるからです。

 

 

当初の前提でお伝えした、

当たると36倍というがミソというのは、

こういうことなんです。

 

 

 

完全なスプレッドが完成すれば

38万を得て36万を支払うだけで済む。

 

つまり38万円に対しておおよそ5%の2万円が

このルーレットの理論的な優位性となるわけです。

 

 

もしカジノ側が10%の利益を狙いたいなら、

38万円の10%の4万円を得られるように、

賭けの支払いを34倍にすればよいだけです。

 

 

ココの利益を選べるのが

胴元であるカジノ側の最大の利点ですよね。

 

 

 

 

 

 

オプションでも、

カジノがテーブルに分散(スプレッド)された

賭けを好むのと同じように、

スプレッド売買を好んで使っています。

 

もしこのように使っていなければ、

それはスプレッドの本来の使い方を

してないのかもしれないですね。

 

 

スプレッド売買は潜在的利益を維持する一方で、

短期のリスクを軽減する役目があるんです。

 

でも、カジノにあるような

完全なスプレッドのポジションは

オプションのトレーダーには残念ながらありません。

 

それでも、これからトレードする際には、

短期的な不運の影響を最小限に抑えるため、

出来るだけ多様な方法でリスクを分散する方法を

習得していくことが利益を上げる近道だと思います。

 

 

 

ベテランになればなるほど、

ポジションサイズが大きくなります。

 

初心者の方はその建玉のサイズを聞いて

驚くかもしれませんね。

 

どうしてそんなことが出来るのでしょうか?

初心者と何が違うんでしょうか?

 

 

 

確かにこのトレーダーの資金は

リスクを許容できるだけの能力があります。

 

それは事実です。

 

 

しかし同様に重要なことは、

リスクを分散する能力なんです。

 

 

 

ベテランのトレーダーは、

他のオプション、先物、現物株やなどを

いろいろ組み合わせて、

リスクを分散することが出来る。

 

それでもリスクを完全に

除去することは出来ません。

 

リスクを把握していても、

それを無くすことはできないんです。

 

それでもスプレッド売買の方法を

うまく使えないトレーダーよりも、

リスクを軽減できていることは間違いないですね。

 

 

 

 

オプションのスプレッド戦略を用いれば、

自分のトレードの許容範囲を広めることが出来て、

それによっていろいろな市況の下で

収益機会を狙えるようになります。

 

 

例え計算したIVやリスク指標が多少間違っていても、

大きな許容範囲でリスクを許容できる

そんなスプレッド戦略を組み立てることが

トレードでは重要ですね。

 

 

 

 

 

 

スプレッドについて、

イメージがつかめましたか?

 

むしろルーレットなんて例えを

出したから混乱しちゃいました?(笑)

 

 

オプションはルーレットじゃないので、

こんな単純に完璧なスプレッドは組めませんよ。

 

 

リスクとリターンは比例するので、

オプションの場合は5%の優位性なんかなくて、

 

「リスクが怖かったらトレードしない」

 

なんて元も子もない結論になっちゃいます^^;

 

 

 

 

カジノ側に立って考えると、

スプレッドすれば堅実に稼いでいける戦略が

見つかるかもしれない。

 

そう思いませんか?

 

 

だからスプレッドを有効に使って、

リスクを分散させて利益を上げていくことが

オプショントレードには必要なんだと

私は考えます。

 

 

 

 

ところでなんでカジノのルーレットが

例えなのか、疑問に思いました?

 

実はオプションボラティリティ売買入門に

そんな例えが載っているからです♪

 

 

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