相性抜群!VIXオプションに使えるクレジットスプレッド

クレジットスプレッドが利益になりやすい銘柄がVIXオプションです。この記事ではなぜVIXオプションではコールクレジットスプレッドが有効なのかを解説します。
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あなたはクレジットスプレッドが利益になりやすい銘柄をご存知でしょうか?それはVIXオプションです。

実はVIXにはトレンドが読みやすい性質があるため、VIXオプションを利用してコールクレジットスプレッドを行うと、非常に利益を出しやすいことが分かります。

この記事ではなぜVIXオプションではコールクレジットスプレッドが有効なのかを解説します。
あなたもこの銘柄でクレジットスプレッドををトレードしたくななると思いますよ。

相場の動きは3種類だけ

相場の動きは実は3種類しかありません。

  1. 上昇する
  2. その場にとどまる
  3. 下落する

単純思えるかもしれませんが、将来は今より上昇するのか、それとも下落するのか、もしいずれでもない場合はその場にとどまって動かないのか、この3パターンのみとなります。

クレジットスプレッドはこのうち2つの選択肢で利益になるオプション戦略になります。

もしこの3つの選択肢の出現確率が33%ずつだとすると、実に66%の出現率をカバーする戦略となりますので勝率も高いと感じるでしょう。

しかしながら、相場はサイコロと違って均等に出現するわけではありませんので、相場の動きを読んだり、方向性を予測して戦略を組み立てる必要があります。

つまり、相場のトレンドが出た時にクレジットスプレッドを行うことで、この出現確率を66%以上に引き上げることが出来ることがわかります。

VIXオプションにすべき理由

そこでぜひ検討したい銘柄がVIXになります。理由はトレンドが分かりやすい性質があるからになります。

VIXとは

VIXとはS&P500銘柄のボラティリティインデックスになります。

VIXは恐怖指数とも言われて、恐怖感が数値に反映されると言われているように、ビックリしたり恐怖に感じると数値が急上昇し、そのあとにゆっくりと低下していく性質があります。

よって、投資家の恐怖が高まって数値が上昇していくときは投資を見送って様子見しておき、恐怖要素が取り除かれれゆっくりと落ち着きを取り戻すときにだけ仕掛けるのです。

この恐怖が取り除かれタイミングをピンポイントで当てることは難しいと感じるかもしれませんが、恐怖が高まりVIX指数の数値が上昇するときのみを除外すればいいだけです。

これだけで、クレジットスプレッドが利益になる相場状況の出現確率を66%以上に高めることができ、負けにくい投資をすることが可能となります。

VIXの値動きの事例

例えば、2016年6月にイギリス国民投票の結果、予想していなかった離脱派の勝利によって、VIXの数値が上昇しました。

一時期はリーマンショックの再来とまで新聞報道がありましたが、国民投票で離脱が起きた瞬間は恐怖指数が上昇したものの、その後は徐々に安くなっています。

このように、恐怖指数は急に上昇することはあっても、不安要素が取り除かれたり投資家に不安に対する慣れが芽生えると、徐々に低下していく傾向があります。

実際のVIX指数の数値の変化です。

2016-07-20のVIX指数値動き

引用:yahoofinance

ボラティリティは市場が混乱すると、人間の心拍数のように一気に上昇します。

6月24日のVIX指数の上昇がまさにその時でした。
ですが、過去のチャートと比べても大きく暴騰はしていませんので、小規模な波乱だったということが分かります。

過去に100ポイントまで上昇したことがあるVIXが、この時は25ポイント程度までしか上昇しませんでした。

その後市場の混乱が収まると緩やかに安定していきます。

実際にイギリス国民投票でユーロ離脱が決定した後には世界情勢に目立った混乱はなく、VIX指数も緩やかに下落しています。

この時に、6月24日に仕掛けるのではなく、「徐々に低下していく」局面になったときにコールクレジットスプレッドを使うのです。

クレジットスプレッドとは

クレジットスプレッドとは、原資産に近い権利行使価格を売り、遠い権利行使価格を買うスプレッドトレードとなります。

このように組み合わせることで、最大損失が有限となります。

なぜVIXにはコールクレジットスプレッドがいいのか

それはボラティリティの性質によります。

ボラティリティはイベントが通過すると緩やかに下げることが過去の経験から分かっています。

しかしながら、単純な売りポジションを持った場合にはボラティリティが吹くと損失限定ではなくなり青天井でどこまでも上がることがあります。

リーマンショック時のVIXの数値を見てみましょう。

長期の月足を見る場合には、サクソバンク証券のサクソトレーダーのチャートが便利です。

2016-07-20_231740

2008年のリーマンショックではVIX指数は90まで上昇したので、よっぽどの事件や事故が無い限りは100ポイント程度が上限だと言えます。

しかし過去の経験則でこのようなことが言えるのであってもし過去の事件・事故以上の出来事が起きた場合にはさらなる上昇もあり得ます。

このように単純にVIXを売るポジションにすると損失が予測できません。

そこで権利行使の差だけが最大損失であるクレジットスプレッドにすることで損失を限定にして安心感を持って取引するのです。

損失限定かつ利益限定

クレジットスプレッドは損失限定になりますが、その代わりに利益も限定です。

本来ならVIXをショートすることで値下がりを全部利益に変えることが出来ますが、そのような利益を全部狙う必要はないでしょう。

無限の損失をリスクとして抱える必要はないので、有限の利益を取るために有限の損失に損益幅を縮めたのがクレジットスプレッドととなります。

読みが外れても利益もしVIX指数が低下せずにその場にとどまった時でも、コールクレジットスプレッドは利益になる可能性があります。

つまり思惑通りVIX指数が下落した際には利益確定になり、予想に反してその場にとどまっても利益になる。

損失になるのはVIXが上昇した時だけとなります。
そのVIXの上昇を避ければ、このコールクレジットスプレッドは利益になりやすい戦略と言えます。

落ち着きを確認してからエントリー

ボラティリティが上昇した時には、市場が混乱している最中なのか、それともセリングクライマックスとも言えるような混乱が収束していくタイミグなのか判断することが出来ません。

ですが上昇し終わった場合には、低下していく性質を利用してトレードをすることができます。

ボラティリティは下がることがあるけど意外とその場にとどまることもある、と思うようなタイミングで実行するのが良いでしょう。

その際には値段の最も高いポイントを狙うのではなく、下落トレンドが確認できたときに仕掛ければ良いでしょう。

銘柄選定事例

yahoofinanceの画面にて銘柄選定の事例を紹介します。

コール24(C24)をショートし、コール25(C25)をロングするコールクレジットスプレッドを採用します。

 

2016-07-20_233926

2016年6月27日時点の数値では、プレミアムはC24が2.7ドル、C25が2.3ドルになっていました。

差し引き0.4ドルの受け取りとなります。

この投資における最大利益は、受け取りプレミアムの0.4ドル(オプションは1枚当たり100倍になりますので40ドル)です。

一方の最大損失は、権利行使価格の差1.0から受け取りプレミアム0.4を差し引いた0.6ドル(実質60ドル)となっています。

この時の損益分岐点としては、VIXが24.26以下になっていれば、この投資から利益が出ます。24.26ドルちょうどで終了した場合には、プラスマイナス0となり損益がイーブンとなります。

最大利益に対して最大損失が大きいですが、その分エントリータイミングを計って勝率が高まる時に繰り出せば、労せずして満額の利益を手にすることが出来るようになります。

まとめ

VIXオプションにはコールクレジットスプレッドが有効。

エントリータイミングはVIX指数の上昇が終わった時。

再度上昇して思惑が外れても損失限定となる取引を組むことが出来る。

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