銀の単位はなぜドル表記?円建ての銀の価格との違いとは


銀の価格はドルで表示されていることが一般的です。
一方で、東京商品取引所では銀がグラム単位、通貨が円で売買されています。

この円単位の銀(円建ての銀)は何なのでしょうか?

理由がわかれば銀投資を怖がる理由が一つ減り、今後の投資先として銀を検討候補に入れられるようになります。

銀のドル表記と円表記の違いとは?

それは銀ドル価格の単位を今の為替レートでグラム円に換算しただけです。

 

1グラムは約31.1オンス。14ドル÷31オンス×120円=54.2円

東京銀はこの円建ての銀が取引されているわけです。

つまり円建ての銀は為替の影響を拾っていることになります。

銀そのものの価値の変動だけではなく、為替変動も影響してくるので価格の要素が複雑になってきます。

 

銀の価格を決める要素として

  • 銀そのものの価値
  • 精製コスト
  • 需給バランス

が3つの要素としてありますが、日本で取引できる円建ての銀を取引する場合には、この3要素に加えて

  • 為替の影響

という4つ目の要素を考慮しなくてはいけません。

 

銀ドルを取引すれば為替の影響はない?

例えばサクソバンクで取引できる銀ドルは、為替の影響はないように見えます。

しかし、サクソバンクでは日本円で資金を入れて、ドル換算で運用して値上がり損益は日本円で清算されます。

その換算する際に円ドルの為替レートで計算されますので、実は為替リスクを取っていないと思っていても、為替リスクを取っているのです。

つまり円建てで入金している以上は為替リスクが必ず発生します。

もし完璧に為替リスクを排除しようと思えば、ドルだてて運用できる証券会社にドルで入金する必要があります。

 

ではそのドルはどこから調達するのかというと、今の円を両替しないといけないので、結局ここでも為替リスクは生じてしまいます。

つまり今ドルで資産を持っている、ドルで資産運用している人以外は、銀ドルや円建ての銀は必ず為替の影響を受けるということです。

為替の影響は悪いモノばかりではなく、円安になれば1ドルあたりの日本円の量が増えます。

 

1ドル120円の為替レートの時に120円を支払って1ドルを保有して、1ドル130円の為替レート(円安)の時に両替をすると、1ドルは130円になって戻ってきます。

為替の変動が起きたことで、120円が130円になったのです。

このように円安になれば利益が増えますが、今後必ず円安になるとは限りません。

 

円高になれば銀の価格が上がっても、為替で相殺されてしまうということもあります。

リスクのイメージ

これを将来どうなるか分からない変動リスクと捉えて、取りたくないリスクは排除したほうがシンプルになりますので、できるだけ為替リスクを排除できないかと考えてから為替の影響を分けて考えましょう。

ですが実際は為替の影響は排除できないので、ドル建ての商品を日本円で取引する際には必ず影響があります。

 

ただし、急速に円高や円安が進まないと考えるか、1ドル120円が121円に変わったところで1%程度の変動だから気にしなければ、今の為替レートで考えてトレードしても問題は無いと考えられます。

アグレッシブに考えるなら、為替の影響を上回るくらいに利益を上げられるトレードが出来るなら、為替のリスクを引き受けてもその対象でトレードしたほうが合理的と考えられます。

 

まとめ

ドル建て商品を日本円で取引する際には、為替の影響は不可避。

唯一為替の影響を受けない人は、現在ドル資産を持っている人。

 

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