VXXで安定的に利回り20%を稼ぐための4つのヘッジ手段


あなたはVXXを売った時に、安心して1年間カラ売りをし続ける秘訣をご存知ですか?

VXXをカラ売りして1年間経過すれば、20%以上の利益を得られますので、この記事では安心してカラ売りするためのヘッジ手段を4つ紹介します。

VXXをカラ売りすることの一番の問題は、たまに起きるVIX指数の急騰によってVXXの株価が急騰することです。

VXXの株価が急騰すると含み損が大きくなってきてしまいますが、これに耐えることさえできれば、安定的に20%を超える利益が舞い込んできます。

資金量が豊富であれば、含み損を抱えたままでも気にしないで下落するのを待てます。
しかし、資金量が足りなくなると株を買い戻して損失を確定しなければならないため、得られるはずの利益を失ってしまうどころか資金がマイナスになって相場から退場する羽目になります。

退場しないためには対策を講じておくことが重要であり、充分な対策は投資期間の安心材料に繋がります。

この記事を読みあなたもVXXカラ売りに挑戦すれば、きっと安心して年利20%を超える利益を手にすることが出来ますよ。

ロスカット注文ではヘッジにならない理由

まず、ヘッジ手段はコストがかかります。
わざわざコストを掛けてまでヘッジをするのであれば、ロスカットの注文を出しておけば充分ではないかと考えるかもしれません。

その時に投資家が使う注文方法が「逆指値注文」になります。

例えば30ドルでVXXをカラ売りした場合には、60ドルに逆指値をしておけば、最大損失は-30ドルでとどまると考えられるでしょう。

逆指値の課題は「時間外の変動」

しかし、逆指値注文は、取引時間内に注文されるため、約定するのが取引時間内に限定されます。
もしVIX指数が大幅に上昇するのが取引時間内なら逆指値注文は有効に機能しますが、アメリカ時間の深夜(日本の昼間)に何か事件や事故が起きた時には、対応が出来ません。

30ドルでVXXをカラ売りして逆指値注文を60ドルに設定していても、翌日は80ドルで寄り付いた、と言う場合にはあなたの注文価格である60ドルを大幅に超えた価格になるため、約定されない場合があるのです。

逆指値注文で条件が成就した時に「成行」を選択しておけば、少なくとも80ドルでは約定しますので、マイナス幅が広がるということはありませんが、想定していた60ドルを大幅に超えているので、損失の予測が出来ません。

このような注文は、予測できない出来事が起きた直後に注文するのであればよいですが、アメリカの日中は日本時間の深夜に当たるため、夜中寝ないで相場を監視しておかなければならず現実的ではありません。

また、世界中の出来事を監視して、さらに相場の価格をチェックし続けるのは困難になります。

逆指値のメリット

ただし逆指値にはメリットもあります。
それはヘッジ手段と異なり、コストがかからないということです。
注文自体は投資家が自由に決められて、自由にキャンセルが出来ますので、注文自体にコストがかかりません。

つまり自身の相場観や状況把握により瞬時に対応できる場合は、ヘッジを掛けずに発注技術でカバーするのが一番低コストで済みます。

このような技術やタイミングをコントロールできない場合には、ヘッジコストを掛けておく必要があります。

ヘッジで損失を防ぐ

ここでは4つのヘッジ手段を提示します。
どれが優れているというものではなく、ヘッジの考え方によって様々な選択肢があるということを学びましょう。

1.VXXコール買い

オプションを利用するとヘッジが出来ます。
オプションは「保険」であり、万が一のためにコストを支払うことで安心を買える商品でもあります。

VXXをカラ売りしているので、この場合のリスクはVXXが暴騰する現象になります。
そこで、VXXが暴騰した時に利益になるオプションを買うのです。

株価が上昇した時に利益になるのはコールオプションになりますので、VXXコール買いを選定すると良いでしょう。

コールオプションのコストは、オプションの現在価値の分が最大コストとなりますので、保険料は限定的です。
期日も様々ありますので、例えば1年間有効になる保険を購入したい場合は、来年の満期のオプションを購入すると良いでしょう。

この時に選定する権利行使価格は、VXXのカラ売りの金額と同額の30ドルにしておくと、もし暴騰しても30ドル以上の損失は全てオプションがカバーしてくれますので安心です。
しかし保険料分はマイナスになりますので、多少の損失はやむを得ないと思えば、権利行使価格を高めに設定するという投資判断もあります。

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現在11月17日、株価が30ドルのとき、17年1月満期のオプションは上図のように権利行使価格が30ドルでは約9ドル(100倍するので900ドルのコスト)、40ドルでは約7ドルとなっています。
もし-60ドルに逆指値注文をしていて、-60ドルより超えるリスクは取れないというのであれば、コール60ドルを選定します。

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この時の保険料は1年間強で約4ドルとなっていますのが、万が一株価が60ドルに到達した時にはきちんとカバーしてくれます。

デメリット

VXXは1年間で20%超下落する商品です。
ということは、保有しておくだけで株価がずるずる下げ続けていくので、保険を掛けてからしばらく経つと、到底保険の金額に到達しないというように思えて、余分なヘッジを掛けていることになりかねません。

充分に利益が出たらコールオプションを一度清算して仕切り直し、再度権利行使価格が安いオプションを選定するのも良いかもしれません。

2.VIXコール買い

VXXは、VIX指数に連動する商品です。

であれば、1年に20%超下落するVXXのオプションを利用するより、大元であるVIXのオプションを買う方が良いかもしれません。
VIXは下値が11%~12%と限定的です。
このオプションを購入すれば、下落に伴うことは多少緩和で来て、かつVIX指数が急騰した場合にもヘッジとして役に立つと考えられます。

デメリット

カラ売りしているのは、VIX指数ではなくあくまでVXXになりますので、完全連動ではない可能性があります。

また、いざコールオプションを買おうとした時にVIX指数が高い価格になっていると、割高なオプションを購入することになりますので、ヘッジコストが高くなる可能性があります。

タイミングが重要になるのです。

3.値動きの似たETF

次に値動きの似た商品を選定してみましょう。

VXXは1~2ヵ月のVIX先物に連動した商品なので、VXZという4~7ヵ月のVIX先物で構成した商品はどうでしょうか。
VXXが急騰すれば、VXZもそれなりに連動します。

VIX先物の性質上、期限が近い商品は相場の変動に反応しやすく、期限が遠い商品は相場の変動に反応しにくい性質があります。
よってVXXをカラ売りして、VXZを買うことで、反対に動く銘柄としてヘッジの役目が果たせます。

デメリット

ほとんど同じ方向に動く商品を、一方ではカラ売りして、もう一方では買い持ちしているということは、必ずどちらかは損失が出るということです。

VXXオプション買いやVIXオプション買いでは可能性として両方が利益になることもあり得ますが、このVXZによるヘッジでは両方利益になる可能性がほぼ皆無になります。

損益推移をみると「VXXをカラ売りするだけの方が儲かったのに」と後悔することになるのでしょう。

その点はヘッジコストとして認めることが肝要です。

VXXオプション買いやVIXオプション買いは損失限定なので、おおよそのコストが見積れますが、このVXZをヘッジとして利用する場合にはVXXが1年で20%超下落するのと同様にVXZも計算しておく必要があります。

4.インバース銘柄

最後に、インバース銘柄を紹介します。

インバースとは「逆の値動きをする」銘柄です。
VXXは、VIX指数に連動して動きますので、VIXが上昇すればVXXも上昇します。
ところがインバース銘柄はVIXが上昇すると下落するように作られた商品なのです。

つまり逆相関と言うことです。

なぜこのような逆相関銘柄があるのかというと、VXXなどをカラ売りするときには貸し株料として市場から株を借りる調達コストがかかりますので、「VXXをカラ売り」するのではなく、「逆相関銘柄を買う」ということで、同じような機能を果たしています。

例えばXIVという銘柄や、SVXYという銘柄があります。

このような逆相関銘柄を組み込むことで、ヘッジとして利用する手もあります。

ただしVXX100株に対してXIV100株にすると、短期的に評価すると完全連動して損益は±0となりますので、枚数を調整するなどバランスを考慮すると良いでしょう。

デメリット

インバース銘柄には、価格が「前日比で80%毀損した場合には清算する」という条項が付いていることがあります。
これはVIX関連銘柄では起こる可能性があるので注意が必要です。

通常の株であればい市場の評価が100ドルだった株が今日いきなり20ドルに下げるというのは考えにくいですが、VIX指数は一日で急騰した場合には連動したインバース銘柄が前日比80%マイナスということは起こりえます。

このリスクは覚えておきましょう。

まとめ

リスクのないところにリターンはありませんので、リスクを恐れるのではなく、リスクを正確に見積もって適切なヘッジ手段を選定しましょう。


 

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