国債投資で抑えるべき、利率と利回りの違い

国債投資を理解するには、利率と利回りの違いについて抑えておくことがはじめの一歩です。
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国債投資を理解するには、利率と利回りの違いについて抑えておくことが肝要です。

そこで、まずは国債の価格を決める要素を知る必要があります。といっても難しいことではありません。

もしあなたがもし友人にお金を貸す場合には、何を注意して、どんな条件で貸しますか?

国債は国の借金なので、私たちはお金を貸す立場です。友人にお金を貸すのと同様に、相手が国であるというだけで、一般的なお金の貸し借りと同様な決め事をすれば、国債の性質を表すパラメータが見えてきて、そこから利率と利回りの違いについても理解できるようになります。

国債の性質を決めるパラメータ

4つの要素とは

  1. 発行日
  2. 額面金額
  3. 満期償還期限
  4. 利払方法

この4つの要素となります。

1.発行日

発行日とは、国債が発行された日になります。友人とのお金の貸し借りの場合は、いつ貸したのかという日付のことを指します。

2.額面金額

いくら借りたのかも重要な要素です。その値段を国債では額面金額と呼び、債券の表面に金額が表示されています。

3.満期償還期限

借りたお金は期日までに返してもらわなければなりません。いつまでに返すと決めた約束の日を満期償還期限と呼んでいます。

4.利払方法

最後に利子はいくらで、どうやって支払うのかを取り決めるのが、この利払方法となります。
この際に決めた利子の比率を示したのが利率となります。

 

以上のように、いつまで持てばあらかじめ約束されていた条件(発行条件)で元金と利子が支払われるかが分かるのが国債であり、利率があらかじめ決まっています。なお、利払いは6ヶ月ごとに後払いが基本となります。

ですがここで表記した「利率」と、一般に言われる「利回り」が指す意味は異なります。

債券投資ではよく比較されますので抑えておきましょう。

利回りと利率の違い

利回りと利率は異なります。用語を抑えておきましょう。

利率

利率は上記利払方法で示したように、満期償還まで変わることがない、この債券にあらかじめ設定されている利子収入が額面に対していくらなのかという割合のことを指します。

利子収入は発行時から満期償還時まで変わる事はありません。
債券には基本的に利札(クーポン)言われるものが付いており、半年ごとに利子がもらえるので、クーポンレートとも呼ばれます。

他にも、利率は、表面利率とも呼ばれます。

満期償還まで変わらず一定なので日本では「確定利付き証券」と言う事呼ばれ方をされることもあります。

例えば額面金額1,000USDにつき1年間に20USD(半年ごとに1枚ずつ)の利子が払われる場合は、表面利率は 2%ということになります。

利回り

利回りは1年あたりの運用益を%で表示したものです。

前述の利子収入に加えて、変動要因として「満期まで保有した際の支払金額と額面金額の差」を加味します。

支払金額=購入時の取引金額、となりますので、購入した価格がいくらになるかによって利回りが変動してきます。

購入価格は時間なので債券相場の状況や購入する金融機関によって変わってきます。
従って債券の購入価格次第で債券の利回りは変化することになってきます。

預貯金は利率、債券は利回り

預貯金は収入源が利子収入だけなので利率を最も重視します。

一方債券は既発債を購入することが大半なため、あらかじめ設定された利率よりも、払込金額を加味した利回りで評価することになります。

取引価格は利率の表示と同じ小数点3桁

では実際の取引価格について見ていきましょう。

金利の世界では小数点以下3桁の表示をするのが原則となっています。
ですから極めて細かい条件が設定されています。

取引価格も同様に小数点以下3桁となっています。

例えばある日の米国債の取引価格を見ると、このように表示されています。
US-Tとは、TreasuryのTでであり、《Treasury》〈米〉財務省のことを指します。

米財務省が発行している債券という意味になります。

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こちらは米国債の30年満期のBondの価格情報です。
買い気配と売り気配が小数点3桁になっていることが分かります。

この表記は%表記です。

つまり額面が1,000ドルの米国債の買い気配が83.746%、売り気配が84.168%となっているので、実質は買い気配が837.46USD、売り気配が841.68USDとなっています。

この場合には841.68USDを支払えば直ちに当該国債を保有することが出来ます。

償還金額は額面1,000ドルになりますので、取引価格が安いほうが支払い金額が抑えられることになり利回りは向上します。

つまり安い時に仕込んでおくことが重要となります。

 

国債投資のスタンス

国債を購入する際は、購入者は満期に貸したお金を返してもらうので、基本的には満期まで保有するのが前提です。

もちろん途中で決済することも出来ますし、最初に購入する国債は新発債ではなく既発債であることがほとんどなので期間中のものを取引することになりますが、基本は満期償還を前提に保有します。

よって、債券は計画的な資金運用に向いています。

まとめ

国債の4つのパラメータとは、発行日、額面金額、償還期日、利払方法です。

金利の世界では小数点3桁まで表示することが一般的で、IB証券で取引できる米国債も小数点3桁まで表示されています。

国債の利回りを向上させるためには、より安く購入することがポイントです。

 

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