突然ですが、
「デリバティブ」ってなんですか?
という質問に答えられますか?
■
デリバティブとは・・・金融派生商品のこと。
ってこれだけじゃ単なる和訳でしかないですよね(^^;)
私が伝えたいのは金融派生商品とは何か、
なんてググったりWikiったりすれば出てくることじゃなくて、
デリバティブってどんなことやっているものなのかという仕組み(のようなもの)について、
お話します。
簡単に説明するのは難しいですが、
食品に例えてみましょう。
例えば、リンゴがあります。
おいしそうなリンゴであれば、
八百屋さんで1個100円で売れますよね。
じゃあ端が切れたリンゴっていくら??
八百屋じゃそんなもの無価値じゃないかな。
だってちゃんとしたリンゴが買えるのに、
わざわざお金を払って不完全なリンゴは欲しくないですよね。
ところが、デリバティブを使うと、
この不完全なリンゴに適正な価格をつけられるんです。
これを理論価格といいます。
どうやって適正な価格を付けるかというと、
ちゃんとした完全なリンゴと、
リンゴをミキサーでジュースにしたものを使って、
擬似的に不完全なりんごを創り出すんです。
そうして理論価格を求める。
デリバティブの考えでは、
りんごの使える部分を切り取って
ジュースの原料とした場合の価値を計算しています。
・
・
・
なーんて、この間読んだ書籍の
受け売りですけどね^^;
例えがオレンジだったから、
リンゴに変えて文章をアレンジはしてますけど(・∀・)
↓この書籍です。
また、この書籍では、
「デリバティブを【実感】するようになる」
まで学ぶことが重要だとコメントしていました。
【実感】するとは、オプションでいえば
理論の基本的コンセプトが分かり、
かつ、自分なりに計算あるいは説明が出来ること。
その結果新しいデリバティブの商品が出てきても
それがどの程度の価値があるものなのか独自の判断を下せたり、
あるいは一歩進んで自らリスクヘッジに必要となる商品を
考察できるようになることです。
あ、ここでいうデリバティブの対象は日経225オプションに限らず、
デリバティブ商品全体についてのことですね。
ただ、日経225オプションでデリバティブについてしっかりと学んでいれば、
この先計画されている株式オプション(かぶオプ)への対応が
ストレスなく順応できるようになるんじゃないかと思います。
これらデリバティブを含めた「金融工学」とは、
リスクを数値化することが出来る学問でもあります。
リスクを数値化する、とは、
もちろんデルタ、ガンマ、セータ、ベガ。
まさに我々が見ているパラメーターが金融工学のキモなわけです。
そして、そのリスクが数値化されることで
初めてその主張が確からしさを元にした主張なのか、
あるいは主観の思い込みによる主張なのかを
判断することが出来るようになるんです。
それは数値化されているので、
主観に捉われない公平な目で判断する
この結果何が最も収益に影響を与える要素なのか、
何が最も優先されるべきか、
あるいは解決すべき課題なのかを
捉えられることができるようになる、というわけです。
ちょっと難しい話になってしまいましたが、
何気なく読んだ書籍にとてもいいことが書いてあったので、
その一部を紹介しました(^^)