ベガショートのポジションを
全て決済してクローズしました。
理由は、私の相場観と異なる状態が続いているから。
そして、このまま相場に合わせて
今のポジションを組み替えていくより、
仕切り直しをしたほうが資金効率的にも有効だから。
この前向きな思い切った損切りを出来るかどうかが
一つの壁のような気がします。
結局、今のポジションを騙し騙し持ち続けるより、
今よりもっと良いポジションを発見したら
すかさず乗り換えるべきだと思っています。
オプショントレードも他の投資同様、
知識があるから必ず勝ち続けるわけではないです。
今のポジションが魅力が無くなったら、
さらに魅力あるポジションに向かうことが、
最大のリターンを得るための近道のような気がしています。
とは言うものの、
「そんなはずじゃない」
と引きずってトレードを続けていることのほうが多いですけどね(^^;)
保有ポジションは、
このような価格で決済しました。
12C10,500@25×5枚 転売
1C10,000@400×3枚 買戻
1P10,000@170×2枚 買戻
結局、損失は-165,000円となりました。
上に書いたとおり、
持っているポジションがすでに妥当でない場合は、
躊躇せずにクローズすべきですね。
今回もIVが下がらないのに不要に粘ってしまい、
市況のうねりに振り回されている格好になってしまいました。
オプショントレードは
必ず負けない投資法ではありません。
損失は最小限に抑え、
仮に損失が出たときでも
そこから学ぶことを繰り返したいものです。
私は今回、
12P9,500の余計な買戻しトレードが
一番の反省点だった気がします。
50円で売ったものを100円で
すぐに買い戻してしまいました。
リスク指標をニュートラルに
持っていくのには効果があり、
その点については正しかったと思っています。
しかし、
明確なトレードの目安を持っていなかったため、
ダウと日経平均のいわゆる「押し目」で
買戻ししてしまいました。
まぁ結果として押し目だったわけですが、
その瞬間には「下げる」と思って買戻ししています。
このときにトレードの利益目標や、
○円以上変動したら決済する、
というようなことを考えていたら、
もう少し違う結果が待っていたかもしれませんね。
要はどれだけ我慢できるか、
どれだけのマイナスを許容できるかということです。
今回は許容値を明確にしておらず、
さらに市況の動きで焦ってしまいました。
焦って流されているのか、
それとも許容値を超えた計画的なトレードなのか。
その判断が難しいところですけどね。
ただ、このようなことは
トレードには付き物です。
1回のトレードで大損失してしまい
立ち直れなくならないように、
資金に余裕を持ってトレードしたいものですね。
資金は一気に増えるものではなく、
小さな努力の積み重ねの結果だと思っています。
資金に余裕を持つというのは、
分かりやすい指標で言えば証拠金維持率になります。
この前、
「証拠金維持率が30%を超えました。高いと思いますか?」
という質問を貰いました。
堀川秀樹さんの著書、
10%を目安にしようと書いてあります。
私もどのくらいが妥当かと聞かれたら、
まぁ10%位にしておいたらいいんじゃないでしょうかと回答しますね。
その理由をご説明します。
私はあまり証拠金維持率にこだわっていないです。
あれ?言ってることが違う??
と思わずに続きをお読みくださいm(_ _)m
なぜこだわらないかというと、
証拠金維持率がどうなったら上がるか、
急に上がるのか徐々に上がるのか、
そういった維持率の上昇幅を経験として持っているからです。
変動のズバリの数値は分かりませんが、
傾向としては掴んでいます。
たいていポジションの値洗いが悪化すると
維持率も下がります。
ポジションが不利になるほど、
そして市況に対して指標が敏感になるほど、
維持率は悪化します。
なので、30%であったとしても、
市況が思う方向とは反対に動いたところで
値洗いがさほど悪化しないポジションであれば、
そんなに気にすること無いと思います。
つまりこれから一気に証拠金が増えるのか、
それとも徐々にしか増えないのか。
(または減っていくのか)
そのような感覚を持っていないのであれば、
30%は高いかもしれませんね。
極論を言えば、追証がかからなければ
どのくらいの維持率でも大丈夫ということになります。
だから30%を高いとは断言できないし、
じゃあどのくらいが適切かというと、
それはトレーダー自身の状況(資金、知識)によると思っています。
その辺の難しいことを考えなければ、
だいたい10%くらいかなー
なんていう答えになるわけですね(*’ー’*)