日経225現物の権利落ちについて

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3月末、9月末は配当による権利落ちが発生します。

原資産だけ売買する人は気にしないかもしれませんが、

我々がよく見る先物(この場合は10月限ミニ)との価格差が生まれるため、

オプショントレーダーではこの権利落ちに絡むところで

いろんな疑問が生まれてきます。

 

> 今日、ザラ場中に気付いたのですが、日経平均株価と先物(ミニ 10月限)が1日中70円程乖離していました。(先物の方が安い)

> でも、日経平均株価と先物は裁定取引によって同じ値になると認識しています。

> なぜでしょうか??
> いつか同じになるのでしょうか??
 

日経平均の権利落ちが3月末と9月末にあるため、
10月限の先物は権利落ちをすでに織り込んで70円程度安くなっています。

 

9月26日の権利落ちの時に
70円くらい下がって先物とほぼ同一価格になりますよ。

 

両者が乖離していたら都合悪いポジションであっても、
この乖離は9/末解消されることが無いので、
急に縮まるということはありません。

 

オプションがそれぞれ価格を持っているように、
この3月末と9月末を挟むときに日経平均と先物で価格が違うという現象が
起きているんですね。

 

 

 

> 1.9月26日の権利落ち日に、一気に日経225と先物の差が無くなるのですか??
>
> 2.デルタ調整時に当件を考慮する必要はありますか??
> 例えば、日中は日経225の値を元に各オプションのデルタが算出させている。夜間は先物。
> なので、デルタが日中と夜間でズレる等。
>
> 3.先物の方が¥70安いのは固定なのでしょうか??
> それとも市況によって、差が大きくなったり縮んだりするのですか??

 

 

1.
権利落ちの日に一気に先物との差がなくなります。
具体的にいうと現物が70円程度安くなります。

権利落ちは225銘柄の配当がこの月末に集中していて、
配当を出すということは株の価値がさがるということなので
(逆に言えば配当狙いで価格が上がっているとも言えますが)
権利落ちで元に戻るということです。

先物はそれを先回りしているということです。

 

2.
リスクパラメータをどの数値を見ているかですが、
証券会社のパラメータは各社まちまちなので確認し見るしかありませんが、
たいていはひとつのパラメータしか見ていないのではないでしょうか。

 

原資産は現物の225だとはいえ、
実質は先物をベースにオプションは動いているので、
デルタを算出するなら先物、つまり10月限ミニを原資産としたほうが良いとおもいます。

 

ただ、現物を原資産としてデルタを算出してしまったら、
権利落ちまでに手仕舞うということで現物原資産のままで進めるということも
ありかもしれませんね。

 

ただ、権利落ち日に原資産が低下するのがわかっていれば、
みすみすそこで下落を待つんじゃなく、

その前に手仕舞って権利落ち後に再度ポジションを取るという考え方もあります。

 

ただ、そう思う人が多いと権利落ちを吸収して逆に上昇してしまうので、
一概に権利落ちで必ず前日比70円程度下落して終わるわけではありません。

 

当然200円の上昇相場であれば、
権利落ちの70円を吸収して、130円の上昇で終わることもありますし。

 

3.
70円は若干ずれることはありますが、
差が大きくなったり小さくなったりは板の出来以外では差がつかないです。
配当の価格は各社公表しているので、その分が権利落ちで下がる分です。

 

理論上は計算で出ているのですが、
実際は板の出来しだいでちょっとずれるということはあるでしょう。

 

ただ急速に差がなくなって0になる・・・ということは起きませんので、
それが起きたらサヤが発生したと考えてサヤ取り業者がサヤを抜くと思いますよ。
もしサヤ取り業者の勢いがなければ個人投資家にもチャンスが有る・・・かも?

 

ということです。

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