日経225オプション取引に使う証券会社を選ぶ9つの基準

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現在は、大手オンライン証券だけではなく、中堅やこれまで先物を扱っていた証券会社が日経225オプション取引をできるように市場が拡大してきています。

ですが取引できる証券会社が乱立すると、どの証券会社が良いか初心者は悩んでしまうかもしれません。

お勧め証券会社は発言しませんが、この記事を読むことでどのような視点で証券会社を選ぶのが良いか学べます。

9つの選び方の視点はどんな取引を行うかによる

①weeklyオプションを取引できる。

Weeklyオプションとは、メジャーオプション(毎月金曜日にSQを迎える、流動性が高い)に対して、第1金曜、第3金曜、第4金曜にSQを迎えるオプションのことを指しています。

現在Weeklyオプションはオンライン証券が臀部対応しているわけではありませんので、Weeklyオプションの取引を視野に入れる場合は、銘柄を扱っているかどうか確認する良いでしょう。

JPXのサイトで取り扱い証券会社が紹介されています。
https://www.jpx.co.jp/derivatives/securities-firms/225options-weekly/index.html

②日経VI先物を取引できる。

日経平均ボラティリティインデックス=日経VI という指数があります。
新聞でも恐怖指数や相場が荒れているときによく取り上げられる指数です。

この指数自他敗は取引できないため、先物化して限月があるようにしたものを日経VI先物と呼びます。

日経VI先物も、Weeklyオプション同様に扱っている証券会社と扱っていない証券会社があります。

もし日経VI先物も扱いたい場合は、取り扱いの有無で決定すると良いでしょう。

JPXのサイトで取り扱い証券会社が紹介されています。
https://www.jpx.co.jp/derivatives/securities-firms/225-vi-futures/index.html

③オプションの発注が板へのダブルクリックでダイレクトに発注できる。

これはスマホではできませんが、PC版の専用ソフトでは、オプションの発注がダブルクリックですぐ発注されるものがあります。

オプション取引は、オプション1枚単体で取引することはあまりなく、デビットスプレッドやクレジットスプレッド、先物とセットでスプレッド取引をするため、複数のオプションや先物をほぼ同時に約定させる必要があります。

よって発注のしやすさという視点から選ぶのもありです。

④指値の注文をドラッグアンドドロップにより変更できる。

こちらも③と同様にPC版のツールです。

買い玉の板と売り玉の板を横に並べて、片方が約定した瞬間にドラッグアンドドロップで指値価格を変えれば、全く同時ではありませんがほぼ同時に注文を出すことが出来ます。

⑤証拠金計算にSPANが利用される。

これは、証拠金計算にSPANを用いて証拠金計算をしているか、独自の基準で証拠金計算をしているかの違いです。

証拠金が少ないほど投資家にとっては嬉しいですが、証券会社によっては破たんされるのを防ぐために証券会社がSPANに掛け目を掛けて(1.2倍とか1.4倍とか2倍とか)破たんを極力防いでもらいたい意思表示がされている証券会社もあります。

⑥ポジションが複数の場合に発注時点でネッティングされる。

ネッティングと言って、売り玉のリスクを買い玉がカバーするような戦略を発注すると、そのカバーした分の証拠金は不要になり必要証拠金が安くなる仕組みです。

証券会社によっては、ネッティングを認めていなかったり、注文するまではネッティングされずに、口座内でスプレッドが完成したときにネッティングして必要証拠金を下げる会社もあります。

どんなオプションでも1枚あたりの証拠金が定額ですと資金効率が悪く、また、デビットスプレッドのような損失限定のポジションにも単体売りのポジションと同じ証拠金が要求されたら全くもって資金効率が悪くなりますので、このあたりをちゃんと瞬時に反映される証券会社を選択される必要があるかと思います。

その場合は証拠金は多めに持っておいて、約定させる順番も考えなければいけません。

⑦ポジションのリスクパラメータ―とリスクが視覚的にわかるツールがある。

Prizeのような、リスクパラメータを提供している証券会社が良いでしょう。

1銘柄や2銘柄だけしか表示できない簡易的なものではなく、自身のポジションがちゃんと反映されて、経過日数によってリスクカーブがどのように変わるのかを投資家が見えるようにしている証券会社もあります。

⑧建玉制限(売り玉制限)

東日本大震災以降、各社が独自に判断して売り玉の制限をしています。

10枚しか売れない証券会社もあれば、50枚まで売れる証券会社もあります。

証券会社を比較するには、まずは売り玉を持てるかどうかを確認してください。

損失限定のデビットスプレッドであっても、売りが禁止されている証券会社であれば建てることはできません。

売り玉制限とは?

 株式・先物・オプションなどのポジションのことを建玉という。通常の株式やオプションの買いの建玉は必要資金を用意して建てるため制限を受けることはない(流動性の問題から制限されることはある)。
 一方、丸代金を用意しなくても取引のできる信用取引や証拠金取引の場合は、用意した資金を超えて損失が出る恐れがあるため、建玉数に制限が置かれることが多い。
 オプションにおける売り単体のポジションは損失が限定されておらず、相場急変時には当初用意した証拠金では全く足りない状況になりうる。現に、東日本大震災においては、用意した証拠金をはるかに超える追証が多数発生し、多くの個人投資家が退場に追い込まれた。
 このため、多くの証券会社では、オプションの売り玉については建玉数を制限している(売り玉の制限)。

⑨夜間に掲示しているリスクパラメータの原資産価格が大引け時の価格で固定されている

証券会社がオプション取引画面に表示させるリスクパラメータですが、よく調べると証券会社ごとに数値が異なることがあります。

これは夜間もリアルタイムで原資産相当の先物を見て計算しているのか、大引けの日経平均株価でみているかによります。

本来なら日経225指数のオプションなので大引けの日経平均株価でも間違いではないのですが、我々投資家にとっては「現状の」パラメータを知りたいですよね。

よって先物と連動して相場が動いたらリスクパラメータも動く証券会社のほうが安心します。

各証券会社の特徴を見比べて、信頼できそうな証券会社を選ぶのがコツです。

①②についてはJPXのサイトで取り扱い証券会社が紹介されていますので、どちらも必要だと考えるのであれば、証券会社は一択ですね。

③④⑤はどのような戦略をとるか次第です。

⑥⑦⑧については証券会社に説明があると思いますのでそちらを参考にしてください。

オプションにある程度理解のある証券会社であればほとんど問題はないと思います。

まとめ

証券会社を決めるための9つの基準を解説しました。

なかなか9つ全部そろっている証券会社は残念ながら無いので、個人投資家は使いたい銘柄やツールを求めて複数の証券会社に口座開設をしているのが現状です。

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