あなたはオプション取引のガンマが損益に与える影響の式をご存知でしょうか?
ガンマとは、日経平均の値動きとデルタとの相関性を示し、直接ガンマからオプション損益を計算できる、オプション自体が持っているパラメータのことです。
日経平均と連動するデルタは、日経平均が上昇したらプレミアムがプラスになり、日経平均が下落したらプレミアムも下がる(マイナス方向へ損が出る)性質がありますが、ガンマは変動の量を(大きく動くか動かないか)をポジションに反映させますので、上下動の方向性を考慮する必要はありません。
なぜなら、ガンマは、
- ガンマの影響は、1/2×ガンマ×(原資産変動)^2 (=二乗の2分の1に比例する)
この「二乗」という計算により、原資産の正負の値が問題にはならないからです。