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カレンダースプレッドで満期間近の損益がブレやすい理由とは

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カレンダースプレッドは、期近のオプションと期先のオプションの価格の開き(スプレッド)が広がることで利益となる戦略です。

ということは、期近のオプション価格が急速に低下する期近の満期日間近に組んだ方が、期近と期先の差が広がるので有利だと思っていませんか?

実はそのような優位性が拾えることはほとんど無く、期近満期直前に売っているオプションのセータが大きい場合は、ガンマも大きい特徴があります。

ガンマとセータは表裏一体であり、どちらが有利か決めることはできません。

結局はガンマVSセータの戦いとなり、相場が動かなければ利益を得られますが、権利行使価格から離れるとすぐに損失になることもあります。

カレンダースプレッドは、相場の方向性を気にしないデルタが0のスプレッドですが、上下動ではない相場観を入れた戦略です。

その相場観とは

  • 満期までの残り期間に、相場は膠着して動きずらいはず
  • 期近インプライドボラティリティ(IV)が期先IVに比べて明らかに高すぎる
  • 今後は期先のIVが上がるだろう

です。

この記事ではボラティリティ戦略としてのカレンダースプレッドの特徴をお伝えします。

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リバースカレンダースプレッドはIV上昇を狙える戦略

あなたは、ベガショートポジションのリバースカレンダースプレッドは、IVの低下を狙うことしかできない戦略だと思っていませんか?

実はIVの上昇を狙うためにも使える戦略です。

私はGW前にリバースカレンダースプレッドを建てました。

期近の5P22000を155円で買い、期先の6P22000を405円で売るリバースカレンダースプレッドです。

GWの相場観としては、令和へのご祝儀相場で上昇するか、アメリカの市況によって暴落もあり得るのではないかと思って、どちらにしろIVが上がるのではないかと予想していました。

この投資の結果としては負けでした。

155円で買ったオプションを150円で返済したので5円のマイナス、405円で買ったオプションを455円で返済したので50円のマイナス、合計55円のマイナスでした。

エントリー時の日経平均株価は22250円付近で、本日の寄りつきは170円ほど下げた22080円ほどでしたので、リバースカレンダースプレッドのリスクカーブ通りに損失が出たように見えますが、私の狙いは期近のボラティリティがもっと上昇すると予想していました。

結果としてはボラティリティがさほど上昇せずに負けましたが、通常のセオリーであるボラティリティ低下局面ではなく、なぜこの予想でリバースカレンダースプレッドを組成したのか解説します。

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イギリス国民投票の波乱時における日経VI先物の値動きの意外性

6月24日に結果が公表されたイギリス国民投票は離脱派が過半数を取り、日経平均株価は昼に-1000円を越す下落に見舞われました。

当初の予想ではどちらになるかわからないのですが、たいていは残留することになるという意識が働いていた結果、予想を裏切る形で日経平均株価が下落してインプライドボラティリティも上昇しました。

ここではボラティリティの観点からこのイベントについて考察していきます。

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日経VI先物の買い戦略と売り戦略のどちらが有利か?

日経平均VI先物(=日経VI)は日経225オプションのインプライドボラティリティに連動した商品です。

最も始めやすい戦略はインプライドボラティリティが低い時に日経VI先物を買って、仕込んでおくことです。
しかしながら買い戦略はいつ起きるかわからない暴騰をじっと待っておく我慢の戦いです。

一方の売り戦略は相場急変時にポジションを組成すると利益になりやすいメリットがありますが、暴騰した際の損失が無限大になる可能性がありリスクが高い取引でもあります。

ここでは日経VI先物の買い戦略と売り戦略を解説します。

このように買い戦略と売り戦略を把握しておけば収益機会を逃すことなく投資を行えるようになります。

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日経VI先物取引に最適なポジティブガンマのヘッジ手段

日経VI先物をショートすると、ベガ-10となるベガショートポジションとなります。
このポジションのヘッジにはインプライドボラティリティが高騰するときに利益になる組み合わせが適しています。

その一つとしては、インプライドボラティリティが高騰するタイミングは相場が急変した時になるので、ガンマロングポジションを当てておくという考えがあります。
ガンマロングポジションにするとたいていがベガロングのポジションとなるので、ベガの数値をヘッジしつつ、ガンマで利益を取りにいける可能性があります。
この場合はベガをフルヘッジしてガンマで利益を狙いに行く作戦もあれば、インプライドボラティリティの高騰の際に多少でも日経VI先物の損失を減らすためにポジションサイズを小さくして保有しておく保険の役目としても活用できます。

ここでは日経VIショートの際のヘッジの手段の事例を解説します。

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日経VI先物で利益を上げるために注意すべき6つのポイント

あなたは「盛ったボラティリティは売れ」という言葉を聞いたことはありますか?

インプライドボラティリティは急騰した後は必ず低下します。
その「盛った(=急騰した)ボラティリティ」の低下を売れば労せずとも利益を取ることが出来ます。

これまで直接的にボラティリティを売買することが出来ませんでしたが、日経平均VI先物の登場で、ボラティリティを売買することが可能となりました。

ここでは日経VIの特徴と、売買の際の注意点について解説します。

あなたもこれでオプション投資の上級者が用いるボラティリティを売る行為が出来るようになります。

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最近のIVについての質問

> 最近の相場で気付いたのですが、相場は上がっていますが、IVも上がっています。

> 一概には言えませんが、IVが上がると相場は下がると考えていたので、こういう状況もあるのだなと感じています。

> これは投資家の期待が相場の上昇なのでIVも上がったと考えて良いのでしょうか。メジャーSQの週は動きが大きいとかも良く聞きますし、それが要因なのでしょうか?

> IVはプレミアムの価格によって全て違う値ですが、例えば今日なら16125が一番低く、それより離れる程にIVが高いです。ここで、ふと思ったのがギャンブルで使われるオッズです。16125円は人気が無いからIVが低い、と考えても良いのでしょうか?

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