初心者にお勧めする、5つの取引条件を満たすオプション戦略とは

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オプションはいろいろな戦略があります。

初心者の場合はどの戦略から考えればいいか迷ってしまいがちです。

初心者でも、手掛けやすい条件が揃った戦略があれば絞れるかもしれません。

ここでは下記の5つの条件を満たす戦略をお伝えします。

①損失限定

②損失が出た場合に次も入る気になる損失額(リスク許容度によるがおおむねリスクにさらす資産の2~5%以内)

③流動性があること(約定させやすい)

④ポジションの数が多すぎないこと

⑤瞬発力を必要とするものではないこと(例えば、瞬間的な価格の歪みを利益に変える等は困難です)

初心者でも手掛けやすい5つの手法

具体的な戦略

1.上昇相場の終わり天井示唆プットオプション単体買い

 

2.日経VI先物買い(VI指数が16以下で手掛ける)

 

3.下落トレンドでのプットデビットスプレッドやコールクレジットスプレッド(含Weeklyオプション)

天井付近に近づき、IVも相当程度低くなっている場面では、ロングストラドルは面白かもしれませんが、優位性があるかどうかはわかりません。

ロングストラドルでは逆張り的な発想なだけです。

大きく下落すれば大きな利益になりますが、動きがわるいとなかなか利益にはなりません。

それほど上昇しないだろうがうろうろもするかもしれない、というときは損失限定のポジションであればコールクレジットスプレッドの方が安心感・組成のし易さはあると思います。

コールはアットザマネーからややアウトオブザマネーの銘柄のほうがインプライドボラティリティが低いので、スマイルカーブ的にちょっとだけ有利なポジションができあがります。

なお、そう相場が上がらずに下落する可能性が強いと思う時に仕掛けるスプレッドとして、ややアウトオブザマネーのコールオプションののリバースカレンダースプレッドという選択肢もあります。

ただ、動かない場合はタイムディケイでやられますし、中期的な下落可能性が高まると、期先の価格がなかなか下落せず(期先IVの上昇)、ダブルパンチを食らう可能性があることに注意が必要です。

 

急騰や急落中の相場に対して、急な反転も予想してロングストラドルやリバースカレンダースプレッドではどうだろうかというご意見もあります。

ロングストラドルが妥当かどうかは相場観によります。

今のオプション価格が正しくIVを織り込んでいれば、利益にも損失にもならないはずです。

市場の値付け(IV)に対し、自分はもっと動くと思えば買う、市場の値付けは過大評価でありそこまでは動かないと思えば売るということになります。

問題は、自分の予想が外れた場合にそのリスクを引き受けられるかです。

市場の値付けは過大評価だからといって、ショートストラドルで入り、その予想が外れ大暴落、となったときこれを引き受けられるかです。

それなりの資金を用意する必要もありますし、デルタヘッジなどのテクニックを用いる必要もあります。

市場の値付けは相当高いが、それ以上に動くと思って買った(ロングストラドル)ものの、その後そのあたりでうろうろしてしまい、IV低下、タイムディケイに対してどうするのかを考えておかなければなりません。

細かくデルタヘッジをしてタイムディケイの損失を回収しつつ、さらなるIVの上昇をねらうのか、ガンマからの利益を狙うべくデルタヘッジはせずにバイアンドホ―ルドに徹するのか。

なおIVが高いとき、ガンマは小さいため、相場が動かなくなると、デルタヘッジするほどデルタが変化せず、何もできないということもあります。

リバースカレンダースプレッドで注意すべきは、急騰・急落直後は期近のIVが噴いてしまっている場合がありますので、その時に仕掛けると失敗する可能性が高くなります。

しかも期先の流動性が悪く、エントリーできない可能性もあります。

リバースカレンダーは権利行使価格から離れるほどいいので、入れた後急反転、あるいはもっと突っ込んでしまっても利益になる可能性がありますね。

もちろんポジションをとったあと、そのあたりをうろうろされるとうまくいかない可能性が高いことに注意が必要です。

4.50円以下のオプション買い+mini(ポジティブガンマ)

50円以下と安くなっているアウトオブザマネーを買って、miniでデルタヘッジするというのも建てやすい戦略と言えます。

呼び値は100円以下であれば1円刻みなので、約定させやすい特徴があります。

さらにはデルタが0.1や0.2程度のアウトオブザマネーのオプションを選択してデルタヘッジをすることは、ガンマが小さいため相場の変動に対してデルタの動きが小さいので扱いやすいと言えます。

 

上記の4つの戦略は、権利行使価格の選択により損失額をある程度コントロールできる戦略です。

扱う銘柄数(枚数)が少なく、比較的流動性のあるものを利用すれば、誰でも実践可能な戦略という意味で手掛けやすいと思われます。

日経VI先物については、若干流動性が心配ですがマーケットメーカーもついていますので、平時であれば手掛けることは可能でしょう。

カレンダースプレッド系も基本は2銘柄の保有ですので、両方アットザマネーのカレンダースプレッドよりも、ダイアゴナルスプレッド(異限月異権利行使価格のポジション)で期先をアウトオブザマネーの銘柄にする、等により手掛けやすくなる可能性はあります。

ダイアゴナルスプレッドは権利行使価格をずらすので、方向性のリスクを多少とることになりますが、手掛けやすくはなると思います。

なお、手掛けやすいことが利益になるかどうかは関係がありませんのでご注意ください。

ポジションが単純であるがゆえに、とったリスクに対し読みが当たれば勝ち、外れれば負けということになりやすいのも特徴として覚えておきましょう。

面白いものとして、

5.日経VI16~17以下のときmini1枚買い+日経VI先物数枚買い

というものもあります。

日経VI先物の特徴を活かした戦略です。

こちらはオプションではなく日経VI先物のある程度の特徴を知る必要がありますが、勉強しがいのある戦略だと思います。

まとめ

初心者が手掛けやすい戦略としては

1.上昇相場の終わり天井示唆プットオプション単体買い

2.日経VI先物買い(VI指数が16以下で手掛ける)

3.下落トレンドでのプットデビットスプレッドやコールクレジットスプレッド(含Weeklyオプション)

4.50円以下のオプション買い+mini(ポジティブガンマ)

5.日経VI16~17以下のときmini1枚買い+日経VI先物数枚買い

などが手掛けやすいと言えるでしょう。

しかし手掛けやすさと利益が出るかは別物なので、シンプルな反面、裏返しとして相場観を多少入れないと利益になりづらい戦略もありますのでご注意ください。

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