
オプショントレード普及協会のメルマガを購読している方には、まだオプション取引を始めていない方もいます。
そこで、何がネックになってまだ取引していないのかを無記名アンケートでヒアリングしました。
第1位は「どの戦略から組み始めたらいいか分からない」です。
確かにオプション取引は戦略が多岐にわたり、選べるオプションもかなり多いので迷ってしまうでしょう。
今回はアンケート結果の集約と、フリーコメントペースに寄せられたコメントについて整理しました。
無記名形式なので個別に回答することはできませんので、コメントを寄せていただいた方がこの記事を読んでいただけることを願いします。
サンプルはオプショントレード普及協会メルマガ読者の約3,000人
今回はメルマガ読者さん約3,000人に確認しました。
本当は「まだ取引していない」という方に絞っても良いのですが、母数を増やすために公式メルマガ読者さんという幅広い層に確認しました。
質問内容は下記に絞りました。
<質問内容>
単純な売買でもレバレッジが高くて資金が必要
最近知ったばかりで、まさに今勉強中
株と合わせて取引したいけど、方法が分からない
忙しいからなかなか勉強時間が取れない
利益が出るメカニズムがまだちゃんと理解できていない
どの戦略から取り組み始めて良いのか分からない
いつ実際の取引を始めて良いのか分からない
証券会社にまだ口座開設していない
どの戦略がリスクが低く始めやすいのか悩んでいる
資金量のバランスが分からなく、いくらから始められるのか分からない
本業が忙しくて手を付けられない
今の相場にどんな手段で挑むか決められない
リスクの低い投資スタイルを探したい
チェックボックス形式にして一人で複数の項目をチェックすることが出来るタイプでです。
その結果、面白い結果を得ることが出来ました。
このように選択肢によって結果が分かれていて、全体の30%を超える回答は
- 利益が出るメカニズムがまだちゃんと理解できていない
- どの戦略から取り組み始めて良いのか分からない
この2択が最もネックになっていることが分かりました。
確かに日経225オプションはギリシャ文字(デルタ・ガンマ・セータ・ベガ)による利益が出るメカニズムがあるので、すぐ利益計算できるわけではありません。
また、戦略の多いオプション取引では、どの戦略が自分に合っていて、初心者でも安全に取引できるのかは実際に体験してみないとイメージが付きにくいかと思います。
次に多いのが全体の25%を占めている選択肢です。
- いつ実際の取引を始めて良いか分からない
- 低リスクな戦略で始めやすい取引をしたい
- 資金量のバランス
- 今の相場で通用する戦略
なお、忙しくて時間が取れない、本業が忙しいと答えていただいた方は少数です。
もっとも本当に業務が忙しい場合はこのアンケートに答えていただくことも不可能なので、集計結果が少ないのかも知れません。
でもトップ2に入っている項目は今の読者さんの悩みを表現したものとなっていると考えられます。
コメント欄の質問に関する回答
無記名アンケートフォームですが、コメントをいただいたのでこの場で返信しようかと思います。
- 興味はありますがわからないことだらけです。特に資金面で。
こちらはおそらく資金バランスが湧かないと回答いただいた方だと思われます。
- 現在、Weeklyオプションを使って損失限定で利益になりやすい戦略をデモで取引中です。あと数週間デモで取引して使えそうだと確信しましたら実弾投入していきます。
こちらは日経225オプションのWeeklyオプションを使っての検証をされているのでしょうか。
日本でデモトレードができる機関はないので、英語が得意でしたらアメリカになら現地の株式投資家のためにデモトレードがあるかもしれません。
ログフェイス社のPrizeはバックテストできるように過去のプレミアムが拾えますが、デモトレードではないですからね。
- 現物株のリスクヘッジのつもりで10円位の日経225のプットオプションを買っているが、当てずっぽうになっている。
まあ、総資金の何%分をヘッジに組み込むのはよくある手法だと思います。
けど10円くらいのプットオプションが吹き上がるのは、第2のコロナショックが来たときくらいでしょうか。
最近はIVが高めに推移しているので、10円の日経225オプションの銘柄は、今の原資産価格より相当離れたところになりそうですね。
今のプライスボードを見るとプットの14000円が、10円で取引されているので、ここまでは下落しなさそうな気がすれば一発下落があったらすぐ利確してしまったほうが得策かもしれませんね。
- 最初の糸口がつかめないので、まずなにをどうスタートしたらよいのかわからない。
最近、学べば学ぶほど最初はどんなことを学べば効果的なのか、私も悩んでいます。
そのきっかけの一つとして、簡単なカバードコールを実践してみようという取り組みで、「米国株オプション実践会」を立ち上げました。
実際に株とコールオプションを持ってデモ取引してみれば、実感が湧きますので。
- ギリシャ文字を根拠とした知的なトレードをしたい。
こちらは日経225オプションの要望ですね。
今はオプション投資家養成塾が一番合っていると思います。
ギリシャ文字から戦略を作る法王論を書いていますので。
- オプション取引はある程度まとまった資金が必要なので、やはり敷居が高いといえるかと思われます。
そうですね。資金量の目安はよく質問されます。
米国株オプション実践会では、50万円~100万円で、まずは体験してみようというコンセプトで企画してみます。
もちろん実弾投入をいきなりするということではなく、ワークショップ形式で株オプションを学んでいただけます。
- 証券会社では、今の相場からとりうる有効な戦略が選択出来て、ポジションを持ったあとは、そのポジションに対するリスクやリスクヘッジ方法も提示またはツールを提供して欲しい。
AIロボみたいな感じでしょうか。
証券会社ごとに特徴が分かれれば面白いですが、まず採用するとしても株からですよね。オプションにリソースを向けてほしいですがなかなか進まなさそうです。
- 反対売買の決済の効果的方法がまだよくわからない。複合ポジションの場合、利用証券会社の一括決済機能を使うと予定利益が目減りするし、個別に決済していくと時間がかかる。反対売買の一部が未決済で残って証拠金が思わず膨らんで慌てることがある。決済注文の要領や効果的な方法があれば教えてほしいですね。
証券会社の一括返済は、おススメしないです。
特にオプションでは流動性の問題で買い指値と売り指値の幅が広がっている場合があります。
特に100円以上のオプションは5円刻みなので、一括返済は不利なほうで決済されます。
また、万が一相手がいなければ本来730円くらいで決済できるはずのP16750を保有していたとして、下記のような板になっていてちょうど成り行き決済売りをするときに615円指値の2件がいなくなっていたら、本当は730円くらいの値段があったはずなのに95円で約定するかもしれません。
これは悔やんでも悔やみきれないですよね。
こうなる可能性はとくにインザマネーの銘柄で起きやすいので、気を付けたいですね。
アウトオブザマネーだけの銘柄ならまだ起こる可能性は少ないですが気を付けないといけません。
- 私は最近では、オプションを手掛けています。手持ちの戦略が少ないのが難点で、Weekly に興味があります。その学習法はあるでしょうか?
こちらはすでに北浜投資塾で紹介済みです。
- そもそもどの商品を売買すればいいかもわからない。株と違い、売り買いだけでない難しさがある。
そうですね。
オプションは複雑な理論に基づいて価格決定されるので、売り買いするにもプレミアムを予測しないといけませんね。
その点も踏まえて「米国株オプション実践会」では、複雑な理論に基づかないで極めて簡易的な初心者でもわかるワークをして、オプションの性質を理解していただこうと考えています。
- オプション取引口座の開設には投資経験が1年以上必要と聞いてます。やはり私の様な投資歴半年の者はもっと経験を積んでからでないとオプション取引をすべきで無いのでしょうか?
オプション取引にとても興味があります。
投資経験を拡大解釈することもできるかもしれません。
ウソはいけませんが、「投資の勉強している期間」を含めてその時点からスタートしたら1年以上経ってたりしませんか。
オプショントレード普及協会のメルマガを取られているので、だいぶ前からオプションには興味があったのだろうし、さらにその前から株式投資を学んでいる期間があったはずですよね。
売買開始から丸1年と定義が決まっているわけではないので、解釈の問題でその課題をクリアすることは可能ではないでしょうか。
あと、資産を聞かれる項目もあるかもしれませんが、資産とは家や車、装飾品を含めて「資産」なので、「資金」と間違えないようにしてくださいね。
この悩みを解決できるのが「米国株オプション実践会」
以上のような悩みを、出来るだけ短時間で脳にインストールしてしまうのが「米国株オプション実践会」です。
個別株も種類がありますが、今回はカバードコールを題材にします。
米国株オプションを使ってカバードコールをすれば悩みの数が多い
- 利益が出るメカニズムがまだちゃんと理解できていない
- どの戦略から取り組み始めて良いのか分からない
これらが解決しますし、他の悩みもほとんど解決できるでしょう。
まとめ
メルマガ読者さん全体に質問を投げかけたところ全体の30%を超える回答は
- 利益が出るメカニズムがまだちゃんと理解できていない
- どの戦略から取り組み始めて良いのか分からない
でしたのでその問題を明らかにするワーク会を開催します。
ワーク会で米国株オプションの基礎になるカバードコールをマスターすれば、あなたの悩みも解決してオプション取引をやっている実感が湧くでしょう。
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